サンプルサイト

幼児教育無償化の問題点

幼児教育の無償化を難しくさせている要因を整理しておきましょう。まずは、入園希望者に対して入所できる施設が不足しているという問題です。いわゆる待機児童の問題が解決されないままでは、いくら幼児教育を無償化にしてもすべての幼児を抱える家庭が益を受けることができるとは言えないでしょう。どの幼稚園に入学できるかというところで、大きな差が開いてしまうかもしれません。また、認可外保育施設に入所している場合、現状の施策としては適用外とされています。そのため、幼児教育を実施している施設全般に無償化が適用させるわけではないという差も生じてきます。

また世帯による収入の格差にどのように対応していくかという点も議論されている問題点です。もしも、収入額によって無償化する世帯とそうでない世帯を分けるとすれば世帯によっては幼児教育の無償化の水準にあえて収入を抑えようとするかもしれず、経済面での打撃が予想されます。逆に世帯の収入額に関係なくすべての幼児教育の無償化を実施すると、高収入で支払いには困らない人がさらに優遇されるような政策になってしまいます。こうした不公平感をどれだけ少なくできるかが、幼児教育の無償化を実施する一つの課題となるでしょう。